試行錯誤はドラムスティックだけじゃない
あたしは、何度か自分のドラムスティクについて言及してます。
絶対的に信頼しているのが、
VIC FIRTH「VIC-7A」
通常のプレイでは、これ以外のスティックは使わない。(2024.03.01現在)
VIC FIRTHのアメリカンクラシックシリーズ
【スペック】
材質:ヒッコリー
タイプ:7A
サイズ:13.7×397mm
チップ:ウッドチップ、ティアドロップ型
あたしの手は、小さくて、指もすごく細いです。
世界の標準と言われているタイプ5Aだと、あたしの手には太すぎるし、重い。
テクニック、スピード、パワー、繊細さ。
これらをタイプ7A「VIC-7A」は表現できると思ってます。
これは、あたしの体格(153センチ、37キロ)にマッチしているという判断です。
日本人男性の平均体重は、およそ70キロくらい。
世界平均だと、もうちょっと重いと思う。
あたしは、その半分くらいしか体重がない。
ドラムは、もちろん楽器なんだけど、他の楽器と異なる部分があって、
ドラムはスポーツに近いの。
男性に負けないよう、色々と試行錯誤したり、女性ならではの利点(柔らかさ)を生かすなど、日々精進してます。
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ドラム教室では、スティックの持ち方は、
スティックの重心より、やや後ろを持つように最初指導する。
グリップエンドは少し残すのね。
だけど、あたしは、グリップエンドギリギリを持ってる。
よく配信でリスナーさんに言われたことで、
「スティックが長いよね~!」って。
いや、これは、
あたしの体格がないのでスティックが大きく見えるのと、実際にエンドギリギリを持ってるので、長く見えるの。
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【エンドギリギリを持つ最大のメリット】
ムチを打つようにスナップを効かせて打てる。
体重・腕力がなくても、強い音が出せる。
エンドを残して持ったら、ムチは「パチーン!」と打てないと思う。
(ムチを打ったことがないので、予想ですけど…)←普通経験ないよね💦
【デメリット】
打った瞬間に、スティックの跳ね返り(リバウンド)が少なくなって、速いフレーズが打ちにくい。
コントロールしにくくなる。
ドラム教室で、エンドを残すよう指導するのは、こういう理由です。
このデメリットの解消法は、練習あるのみです。
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ドラムスティックの材質で、あたしがヒッコリーを使ってるのは、
強さ、柔軟性の両方があるから。
柔軟性があるとリバウンドは得やすい。
ドラマーの半数以上は、ヒッコリーを使っていると思う。
その他の材質は、
メイプル、オークなど。
【メイプル】
軽くて硬いので繊細なプレイが出来る。
太いスティックが好きな人もいる。
太くすると必然的に重くなるけど、軽い素材のメイプルを使うことで重さを軽減でき、コントロール性を維持することが出来る。
(太めのメイプルを使う一流プロも意外といるかも)
【オーク】
重い。パワーヒッター。(←あたしには無縁で、説明が雑)
ヒッコリーは柔軟性があり、他の素材より折れにくいと言われている。
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ここまで、グダグダと一般論を含めて書きました。
VIC FIRTHのVIC-7Aしか使いません!と宣言してるけど、
それは今までに、色んな探求をしてきた結果なんです。
あたしは、脳障害で右片麻痺があり、現在少しずつ回復中。
これは、何が正しいのか分からなくなってた時期
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迷って迷って、訳が分からんくなってる~
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この前、ナフコ多田羅店に行った時に、ヤスリを買ったと書きました。
VIC FIRTH「STEVE GADD(スティーヴ・ガッド)モデル」を加工する為に買いました。
名前通り、ドラムの神様と言われる存在で、そのモデルを加工するのは御法度だよね~。
あたしにとって、フロントヘビー(先っぽのほうが重い)だったので、
テーパー部分(徐々に細くなる部分)をもっと細くしようと。
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↓
こんなことは、してはいけません
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写真で分かるなか?
す~っと細くしたの。
金属のヤスリと紙ヤスリで地味にやったよ。
バランスは良くなった。
サウンドハウスのレビューに、このことは書けません💦
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色んなことを試して、失敗も多く経験して、最終的に何かが見つかるのだと思うのです。
これは、ドラムに限ったことではなく、
大袈裟かもしれないけど、
人生も同じようなことが言えるのかもしれません。
沢山失敗も経験して成長する。
では、まったね~。